個性的な書き手の活躍と喜びをぺんてかは応援しています
もいちどうまれるためにpenteka
ぺんてか な ひとびと
ここでは、今月の言葉の処方箋に登場した詩の作者を紹介します。
個性的な書き手の活躍と喜びをぺんてかは応援しています
もいちどうまれるためにpenteka
山本しのぶ
ｓｈｉｎｏｂｕ ｙａｍａｍｏｔｏ
「紙子」同人。
個人サイト「ざらめ」
http://zarazarame.hp.infoseek.co.jp/
詩の感想をきちんと書くことができなくなっている。
暗い詩なので取り下げたいという連絡をもらったけれど、暗くなく、希望の感じられるよい作品だと思った。
寒い季節に受け取ってから長いあいだ、作品を持ったまま何もしないでいた。これからUPしていく他の作品も。印刷してどうにかしようとバッグに詰め込んだ詩の紙の束は、家と職場の行き来につきあわされるだけで、よれよれになってしまっていた。夏が終わっていた。
わたしは本当に傲慢なのだと思う。詩の世界だけだ、それを許してもらえるのは。だからよくないのかもしれないけれど、良し悪しでない世界だからかもしれない。求めるときに、求めてしまう。(ぺ)
山本しのぶの詩「クワイアコンサート」へ
⇒過去のプロフィール・作品について
山下 由
ｙｕ ｙａｍａｓｈｉｔａ
歌詞や詩は、ここでも読めます。
http://www.ne.jp/asahi/chika/on/yamashita.htm
blog 野蛮歌手野生紀行
http://wind.ap.teacup.com/blues/
＞言語という病の中心で
＞政府を作り
＞君を乗せるための船はどこにあるのか
とどこおったときに、いつでも山下さんの言葉へ戻って出発する気がします。
未来へ詩の言葉を届けるのは、歌うこころだとわたしは思っている。
長年お世話になっていますね、四半世紀が…。いつ知り合うのか、いまだに映画デートとかしてないねぇ。（ぺ）
山下由の詩「エイブラハム・リンカーンが橋を渡る」へ
⇒過去のプロフィール・作品について
赤月るい
ｒｕｉ ａｋａｔｓｕｋｉ
詩集「女の子の裏側 ピンヒール・レクイエム」 （日本文学館）
さて、赤月さん。
この夏、脳みそのたるんだわたしのもとに、この詩が送られてきて、赤月さんの現況を心配?するよりも、くやしいな、と感じた。収穫。
よくわかる。
いまでもわかる、この感じ。
この体当たり感は、けれど、書けるひとと書けないひとがいる。なにも見えていないばかとは違って。そこがまた苦しいところ。苦しいところが熱を帯びて、読ませる。
最後まとめてしまったけれど、引き込まれてしまえば言い回しやかたちは気にならなくなる。
そうはいっても、体を大切に色々気をつけてとほしいといつも願っていますよ。（ぺ）
赤月るいの詩「所作」へ
⇒過去のプロフィール・作品について
dormin
＞プロフィール
＞のろまなヤツはとっととはじき出され
ふざけためでたいヤツが胸を張る
お前の仕事は日がな一日中
ペコペコ頭を下げ、お客様は神様・神様・・
ニキビ面のボンボンにぼろくそ云われても
申し訳御座いません、汗を拭うだけ
Hey,Hey,Hey, 調子はどうだい？
勢い良く、跳べそうかい？
Hey,Hey,Hey, 調子はどうだい？調子はどうだい？
右の窓を開けると田んぼ・田んぼ・・
喫茶店の一つもありゃしない
おまけに一晩でも家を空けようもんなら
隣のババアに何を云われるか分かったもんじゃない
お前の仕事は夜明けから日暮れまで
どろだらけになって、自然は神様・神様・・
季節が季節であってくれることを祈る
そして、おふくろが早く元気になってくれることを祈る
Yey,Yey,Yey, 調子はどうだい？
勢い良く、跳べそうかい？
Hey,Hey,Hey, 調子はどうだい？調子はどうだい？
目の前には問題が山積み・山積み・・
二進も三進もいきやしねえ
後ろからはあとがつかえてる・つかえてる・・
俺はていのいい低い跳び箱になる
Hey,Hey,Hey, 調子はどうだい？勢い良く、跳べそうかい？
Yey,Yey,Yey, 調子はどうだい？勢い良く、跳べそうかい？
(調子はどうだい？/SION）
これも12月にもらって持ち歩いていたもの。
小刀のような光、いつも。dormin。(ぺ)
dorminの詩「ノート♯１」へ
⇒過去のプロフィール・作品について
樋口えみこ
ｅｍｉｋｏ ｈｉｇｕｃｈｉ
ぺんてか主宰。
詩集『無邪気なワニ』、『なにか理由がなければ立っていられないのはなぜなんだろう』、『生まれて』
ヒグチの詩「半月」
誰のことかわからないように書くのが詩人のいやらしいところだと常々思っております
⇒過去のプロフィール・作品について
順次掲載
この人は何？もっと詩を読んでみたいわん、などというものずきな感想を待ってます。