2002.4.30 　　

わたくしヒグチは、いつものように独断により
2001.4-2002.3 第4回年間ベストぺんてかを

「笑いハム」の作者、りっとさんに決定いたしました。
かまぼこ、はんぺん、ちくわ、といった”ねりもの”好きなりっとさんが、ねりねりとねりこんだ意図が、読む人によってはにじみ出してくる生々しい作品です。
「壱円婦人像」も、また、タイトルからひきつけられた作品ですが、りっとみずからによる解題を読んだ時に感じた、私の読後感とのギャップの大きさでさらに印象に刻まれました。「そこまで奥深い意味があったのか！（もう少し伝わるように書いても許されるんぢゃないか？）」

ほかにもいくつも印象に残る作品、書き手が思い浮かびましたが、インパクトある言葉遣いとちょっとオカシイ思考回路では他の追随を許さないという点と、「目立ちたがり」とサラリと言ってのけるふてぶてしさをかいました。目立てよ、これから。ぺんてかの広告塔となるのだぞ。

なんか先見の明があるのかないのか自信はありませんが、とにかく
おめでとうございます！　と言ってしまいます。
また、ぺんてかに投稿くださっているみなさまに、この場を借りて感謝の言葉を述べたいと思います。
いつも苦しませてくれてアリガトオ。


さて、りっとさんの詳しいデータは、恒例のＱ＆Ａ式で徐々にＵＰします。既に、私の中では、「リットサン」（ノッポサンダットサンラッカサンバンサンカン…）がキャラクター化してしまっているのですが、だから、ほら、このページも壁紙は絶対ピンクだし、タイトルはハムの生々しさで赤よ、今後のデータ収集によってどんなことになっていくのやら。まず、りっとさんは男なのよね。女性だと思ってました。

☆今日は、よろこびあるいは戸惑いの言葉から

まあびっくり、あらうれし、といった感じです。 　 ぺんてか、ないしヒグチさんを契機に 　 はじまった事が結構あったりするので、 　 今回の受賞は、なんだかもっと転がってく兆しなんでしょう。　 　 ありがとうございました。 　 受賞って言葉がいやに気恥ずかしいのは、 　自意識過剰なんだろうな・・・。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　りっと

☆次の詩は朗読会で朗読した作品だそうです。”りっと詩”にしてはストレートなメッセージ色。「ポエム」でも、りっとさんが書くと、生臭くなっちゃうのですね。「「自由になろうとする自由」目指して」と、彼のサイト「文字式」にもうたわれている。りっとさんのさす「自由」とはなに

８Ｆポエム売り場 　デパートの８Ｆには 　ポエム売り場があって 　数列の匂いのした干物が 　売り場中を埋め尽くしています 　売り場までのエスカレーターは 　月の纏う光の黄色が 　緑色か黄緑色かのお話で 　それはそれは楽しげです 　でも 　それでも僕は 　赤い階段をつたって 　８Ｆにたどり着きたいのです 　そうして 　月の皮を剥いたその中身は 　湯がいたちくわの穴で満たされていて　　　 　湯がきつづけられてもなお溢れる 　産まれたての魚の生臭さの 　自由を見つけ出したいのです .

↓りっとデータ（戻るボタンで戻ってきてください）

★りっとへの10の質問（2002.6.20up） 　　　　 ★2002.2掲載「壱円婦人像」 　2001.9掲載「笑いハム」　 りっとprofile 文字式 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/4028/

TOP PAGE