*そうですか、おまけ
牙がはえてます
新年1月の占い出番表(12/30現在)
浅草花やしき
中央 丘の上20、27(日曜) 10:30-17:00 浅草寺から2分の遊園地 *花やしきの占い営業は土・日のみになりました ダイヤモンドシティ・キャラ 1F (埼玉・蕨) 9、16、23、30(水曜) 10:00-20:30頃 私は18:00まで。JR蕨駅西口からキャラ行きバス10分 長沼ワンズモール 1F (千葉) 1、2、3、13、14 11:00−19:30頃 JR稲毛駅東口から「こてはし団地」行きバス20分、ワンズモール下車
片桐さんにならって、私も雑煮をいまのうちに食べておこうと思います。
あなたの不安のうえに私の平穏がある
私の苦渋のうえにあなたの食卓がある
12/10
土曜日の「おじゃまんぼう」?(日テレ)に、うちの(占いの)カイシャの代表が出てたそうで、今日、カイシャへ行くと皆が「着物の袖からシャツがダラ〜」「シャツを着るなと言ったのにぃ」「あたまがぼさぼさ〜」「イメージダウン」「付いていくべきだった」などと顔をしかめていた。よっぽど見苦しかったようだ。鑑定はちゃんとしていたのに(あたりまえ)、こんなに言われてしまって、すてきな代表じゃないか。と、思った。もちろん皆、嫌っているのではない、ハラハラあるいは困ってるだけ。代表は、描いたように野心が見える人なのに自分の見栄えにこだわらないのは、よっぽど中身に自信があるか、どこか屈折しているのだろう。「格好はそんななのにカメラ目線で満面の笑み」…。か、かわいい人だな。と、思った。テレビを見なかったからそう思えるだけかもしれない。見た人います? 私はだんだん、情が移ってしまう。変わった人に。こんなこと書くとクビになりますか。クビになっても振り出しまで、戻ろうとしても戻れない。師走投げやり脱力ハイ。すてきなじんせい。
カイシャで占いのことヤリすぎて家に帰っていっきに脱力。丼ご飯を作るあいだに、佐野元春の古いカセットテープを引っ張りだして聴いていた。やさしい佐野サンの歌に助けてもらってなんとか会社に通っていた時期があった。ずぅっと前のことだ。そのころは、まだ会ったことがなくてどこにいるかも知らない山下さんからの手紙や、時々かかってくるハアハア電話なんかにも助けてもらってた。メールなんてないし。とにかくただまいにちをいきているのがくるしくて。そのことをまわりのだれにもわかってもらえないだろうというかくしんがくるしくて。いまここじゃないそこがあるとおもうことでなんとかやりすごしていった。
そんなふうに、いまも、どこかで、くるしんでいるひとがいるのだろうか。ハアハア電話をかけてあげるよ(有料で)。ベッドに仰向けに寝ころがって猫を持ち上げて前足とって佐野サンの歌にあわせて躍らせていたら滑稽で、ごめんねと言いながらしばらく笑った。かなり孤独なのかもしれない。求めてない分、以前よりも。♪時々2人は感じ方の違いでぇ気まずく別れてしまうけれ〜ど、愛してる気持ちはいつも変わらない〜(「バルセロナの夜」) 静かな怖れと脱力ハイ。すてきなじんせい。くりかえし
12月の手相占い出番表(12/4現在)(占いの)カイシャ勤務が週2に。主にインターネット関連作業。パソコンからもうすこし離れたいという思いとは裏腹に。これもカミの試練でしょうか。「書きかけの詩があると別の通路をゆける」と、ソノ人は書いていて、私もソノ通路をゆきたいと、詩を書きたいというのじゃなくて、もう書きたくてしょうがないことはなくなったので、ただ「ゆきたい」とばかり望んでいるのだけれど、それだからか、失語症のケモノ道をなかなか抜けられない
ダイヤモンドシティ・キャラ 1F (埼玉) 5、12、23、26(基本は水曜) 10:00-20:00頃 私は18:00まで。12日のみ午後〜20:00 JR蕨駅西口からキャラ行きバス10分 ショッパーズプラザ新浦安2F (千葉) 4、11、18、31(基本は火曜) 13:00-20:00頃 JR新浦安駅前。きれい。店自体は10:00からやっています 31日は10-18:00 ダイエー大宮店 3F (埼玉) 3 10:00−19:00頃 JR大宮駅西口すぐ
ドウダーッ?(11/25)
「そんなところでドウダーッ!って自我を主張していないで、この先長いとも言えなくなってきたんだから、樋口さんもそろそろ別のところでちゃんとドウダーッ!って頑張った方がいいんじゃないの」
というようなことを、知人から言われた。「別のところ」というのは、創作なり仕事なり、そういう、生きてきてコレをしたと言われるようなことを、その人は指しているのだろう。確かに私は、今、むなしく、本当は放っておけばいいのかもしれない人間関係の砂場に体を取られて進めなくなってる…。珍しく知人の指摘に納得し苦い思いをした。
だけどさ、後から思い返したんだけど「そんなところ」で空しい頑張りをしてしまう、愚かな樋口さんというのも、いいんじゃないのかな。 コレをやった、という満足が、死ぬ時に、なくてもいいんだよ、私は。今、絡んでいるものが、いつでも人生で一番の重要事項であり中途半端に放ってはいけないことなのです、その結果が、何か形を残さなくても、結局徒労に終わろうと、傷つこうと。向き合っていることにばかばかしくても、向き合いきらないと、その後に、自分に対しての答えは出てこないと、思うんです。間違っているかもしれないけど。書物の答えじゃないんだよ、Sさん。自分の中に湧いてくる答えだよ。
とはいえ改善していかなければとは思っておりますよ、体がキレそうです。私の愚かさに驚きながらも長年つきあっていてくれる知人に感謝。風邪をなおしてください。こういうことを書いていけばいいのですか?
それから、ご心配かけました方々へ。飲み会の予定はしっかり消化しているのです。気づかいさせて申し訳ありません。どうか呆れていてください。呆れるでしょうが嬉しく感じております。作品をお預かりしている方々、こんなやつだと早いうちに了解くださり、早いところ見切ってください。
◆牛乳党大会は(党首の意向はどうあれ)決行です。参加したい人は今一度11月中に連絡ください。特に何もなく牛シャブ(もどき。肉少なめ)を食べます。ほんの僅かな人員しか収容できないので積極的に呼びかけられませんがテーブルは囲めなくても机の下とか玄関の隅とか多少あいてますので、どうぞ。12月14日(金)19時ぐらい〜(党首、16日の日曜とかだめなんでしょうか)、場所は渋谷から電車+徒歩35分、汚いアパートです。牛乳の詩を書いてきてください
歯をむいてみせて(11/14)
歯の矯正器具を付けているワカモノを時折見かけます。以前は数年に1回程度だったのが、このごろ数カ月に何度か程度になりました。それだけ他人に接する機会が増えたからだと思いますが、矯正する人も増えていると思われます。アレは、私は、たまらないのです。男女の別を問いません。希望を申すとすこしほそめの顔がいいです。多くは語りませんが、たまらないのです。
無性に…(11/11)
表の更新が怠っておりますね。冬眠気味の亀の歩みで進むことは進んでいきますので、亀的におつきあいくださいませ。
♪まいにちまいにち〜通勤電車の〜中吊り広告に、メトロカードの宣伝が出てて山種美術館を紹介しているのを見たら無性に行きたくなって、行った。「無性に」という感情は大切にしたいと思っている。めったに「無性に」という気持ちになることはないので。雨の美術館では、奥村土牛展をやっていた。80歳をすぎてさらにのびのびと、対象の中に身を浸すように描かれた山や海を見て、心のイガイガが少し溶けた。それから近くの靖国神社へ、普通はなんとなく気味が悪くて(個人的に正直な感覚)足が向かないのだけれど、その気味の悪さ、怖さというものを放っておきたくなくて、この時期だからでしょうかねぇ、行った。狛犬さんが猟犬のよう。お天気のせいもあるのか、参拝者はほとんどいなかった。死んだ人のお墓はどこにあるのか、と、連れの人に聞くと、「神社に墓はない」と呆れられた。そう言えばそうだ、そんな程度でえらそーなこと言っとるのだ私、と きまり悪く感じながら、どこにいるんだかさっぱりいないんだかわからぬものたちに、安らかにお眠りくださいと、手をあわせた。こんなこともなんだかとんちんかんなことなのかもしれないが。それから夜は酔いに任せて連れの人をののしったりして困らせた。矛盾のないちゃんとした人でいなくていい。無性に、そんなことがしたかった。靖国神社のHPがあったので読んだ
11月の手相占い出番表(11/11現在)
浅草花やしき
中央 丘の上おやすみです。 10:30-17:00 浅草寺から2分 ショッパーズプラザ新浦安2F 2,7,9,16,17,23,28,30(基本は水・金曜) 10:00-18:00 JR新浦安駅前。きれい。店自体は20:00過ぎまでやっています ダイエー大宮店 3F 6,13,20,27 (火曜) 10:00−19:00頃 JR大宮駅西口すぐ
11月も、あっという間に過ぎそうです。家にぢっとしている間もなく、今年は珍しく忘年会(らしきもの含む)も多く、あらら、という間に新年を迎えてテンチューサツに突入しそうな気配。「(結婚、出産、転職、独立、引っ越しetc.新しいことを積極的に起こしてはならないとされる2年間で12年ごとに巡ってくる)天中殺なんて待ってられない年になっちゃったよねぇ」と、同い年の某さんとしみじみ…。ええ、ええ、占いなんて私、あてにしておりませんのよ。でも迷える人はおいでね、案外すっきりするよ
10月も、あっという間に過ぎてしまった。(11/4)
体育館の天井近くに渡されたバーを渡らなければいけないという夢をみたよ。怖かった。夢ぐらいギャグがほしいです
今はもう秋〜(10/5)
9月、あっという間に過ぎてしまった。
あっ。
個人メルマガの中でも時間はあっという間に過ぎて一年が巡って、読者であるその人の反応を得て、満足してしまった。満足すると死にそうな気がして、足元に気をつけて歩いています。何が起こるかわからない世の中になってきて思うのは、自分が死んだ後に、たった一人の確かなその人が私を覚えていてくれるなら、別に名前や作品がどこかに残ったりしなくていいのだな ということ。いちお"表現者"としては 後退だと思うけど、はじめて訪れた迷いのない心持ち。これからは焦ったり気負ったりせずに、と 思う。と、こんなことをオマケに書くのは、いろいろ矛盾していると思います。自分のページだからイインダヨ。それにしても毎日ねむいです。
10月の手相占い出番表(10/4現在)
あと今月は24日に銀座インズでのイベントに出るマス
浅草花やしき
中央 丘の上10/7,14,28 (日曜) 10:30-18:00 浅草寺から2分 ショッパーズプラザ新浦安2F 3,5,10,12,17,19,26,31(水・金曜) 10:00-18:00 JR新浦安駅前。きれいです ワンズモール 1F 1,8 (不定期) 11:00-19:30 JR稲毛駅からバス20分…
季節が移っていきますね。9月の手相占い処出番表です(9/9現在)
*東明流手相。総合鑑定1000円(それ以上はいただきません。中学生まで500円)。HPを見たと言ってください
浅草花やしき
中央 丘の上9/2,16,23,27(木),30(基本は日曜) 10:30-18:00 浅草寺から2分 大宮ダイエー3F 5,19,26 (水曜) 10:00-19:30 終日 JR大宮駅前 ショッパーズプラザ新浦安2F 7,9,10,14,17,21,24,28(月・金曜) 10:00-18:00 JR新浦安駅前。きれいです ワンズモール 1F 18 11:00-19:30 JR稲毛駅からバス20分… 渋谷とか新宿にでたいものです
日曜日、晴天の花やしきは混むので長くはお話できません。ほかは余裕があります、とおいけど。ダイエーの社食がなくなりました、自家弁当のおかずがマンネリで飽きてきました、何を詰めればいいのでしょう、パイナップルとか?
日記から
「知っている人が死なない。それだけで充分すぎる。私のなんと欲深いことか。病院を出て駅前のドトールコーヒーの2階から、軒下のツバメの巣を往復する親鳥や、意外に大きな木であることに気づいたロータリーの植栽や、彼女の好きなサイパンほど青くなくてもそこにまだある広い空を見ていたら涙がとまらなかった。知っている人が死なないのなら、いい。多少うまくいかないことがあっても、どうでもいいのだ、と思う。
すぐにそういうことを、忘れてしまう。だから時々、ダレカが私に苦しみを与える?(2000.6.1)」
きれいな絵をみたよ、(8/24)
メルマガって、楽しいですか。私もメルマガを作ってみました。ただし読者は一人です。そういうのでもメルマガっていうんでしょうか。迷惑メールとは違うのかしら。読者の反応がないのでわかりません。そのメルマガは、創作物ではなく、過去の日記からその読者に関係あることを抜き出しただけのものです。私は日記をつけています。あんまり物忘れがひどくてかなしいので始めたのです。学生の時分に精神安定のために書いていたようなノートとは違い、その日にあったことを感情をなるべくまじえないで簡潔に記すように努めてはいるのですが、感情過多な私には難しいです。
で、メルマガを作る必要があって日記帳を読み返してみると、大方の出来事を忘れてしまっていたことに気づきます。昨日会った友人なんて、20年前のことだって昨日のことのように話せるぐらい自分の関わることに執着心をもって生きている、それにくらべて私といえば、人が死んだ悲しみもたあいないことに紛れて忘れていってしまう・・・脳味噌の違いなのでしょうか、血液型の違いなのでしょうか、ちなみに友人はB型です。(その前に友人と呼んでもいいのでしょうか?)
そういうわけで、↓こんな感情を持ったことも、既に記憶の彼方、木っ端みじんに忘れさっていました。詩じゃないよ。
2000.5.3 きれいな 絵をみたよ、 はじめての顔で 笑ったよ、 (その瞬間を 私にちょうだい) と 欲するから 不幸 その瞬間は、その瞬間のまま、 見つめるだけ、 見たよ、忘れることが 惜しいよ、 がまんする、がまんする、 空気が 変わる、 美しい 笑う顔、張りのある声、 うれしい気持ち、 これまで何度か、これから あと何度か、 抱きしめたくなるのを こらえて (それはすぐにしぼみやすいから) 見ていなくちゃならない 花が開く瞬間のように、 霧のはれる瞬間、魔法がとけた瞬間、 ほんの一瞬の、 変化、 私の、 私の目の前に いる あなた方の、 変化、 その手の動き、
私のメルマガは、その読者の名が私の日記帳に登場しなくなれば終わりです。終わる日は決まっています。過去を送る。自分のしていることの意味なんて、わかりませんね。こんなふうに書いて、自己フォローしたい気持ちが湧いてきました、出来事は忘れるけれども、そのときの感情が消え去るわけではありませんね。残りやすいのは恨みの気持ちです。たとえば後からどんなに感謝していても親へ対する幼児の恨みは消えない。そうして嬉しいことはすぐに忘れやすい。そこを逆転させることができていくなら、これから年を経ていく価値もあるだろうと思えます。
バッタリ会うことは私は少ない(8/14)
濃い気配を感じて顔を上げると、昔の知人が占い処の前を通りすぎたところだった。名前を呼んだ。8年ぶりだった。聞きもしないうちから、今度どこどこから本が出るとか新聞で取り上げられたとか、活動状況を並べてくれる。変わってないなぁ。しかしひとつだけ時の流れを感じさせるものがあった。彼の胸に、ちっちゃな娘さんが抱かれていた。(この人が!父親に!しかも!かわいい子!) 溺愛らしい。「厳しくしつけないと結婚して苦労する」と(言えた私ではないが手相に出てたもんで)指摘しても、「それもいいかな」と言う。溺愛である。♪ふぅんふぅん。精神科に勤務しているというその人には、詩誌『詩と思想』研究会の二次会で出会って、当時やっていたミニコミみたいな詩誌に寄稿してもらったんだった。思い出すと暗いよ、私のソノ時代は。あなたの文章も暗かった。暗さが私の慰めとなる時期だった。暗い情熱は、だけど、激しかったね。今は、どうなんダロ。
手元にあったクンデラのエッセー集を見て、「占いとの違和感がいいですね」と、その知人が言った。占い処で時間があくと、翻訳本や詩集を読んでいる。休憩を取る余裕もない日もあるが、手持ち無沙汰で暇な日もある。カキモノ仕事だけして家にずっといた頃よりも読書ははかどる。黙って、人の思考の流れを目で追っているが、心は案外、私の声でにぎやかだ。好きと必要に迫られてやっている生活とはいえ8月は休みが3日間しかない。ぐす。年内はこんな調子だろう。・・・私は、詩的カツドーから離れてしまったのだろうか・・・。でも、不思議と、詩の集まりに時々顔を出していた時期よりもナンダカ、言葉の森の葉擦れの気配、のようなものを近くに感じる。そういう流れなのだろう。たんに私の問題。その森へ入っていけるまで。もうすこしひとりで、もっと孤独に。と、書いているようじゃ、まだかな。昨日は、渋谷駅で25円、拾ったよ。落とした人に渡そうと見渡すと、もういないの。
オモシロイ?(8/8)
手相を見せてもらった相手から「おもしろかった」と言われると、チンジャラジャラと頭で玉が弾けます。運勢を見て「おもしろかった」でいいのだろーか、と、思わないこともないですが、案外ジンセーおもしろいアルと思っていただけたら幸いです。とはいえ、くたびれてる時、動揺してる時、喉痛い時、生理の時などに、シリアスな状況の人や身構えた人々から「おもしろかった」と言っていただくのは、今の私には至難の技ですけれども、私の発展できる方向はソッチ系のように思えます。そうして、ずっと、あなたにとってもおもしろい私で長くいられてたらよかったのにね、と、見えない人に話しかけたりなんぞして。夜が来て。そうしてまた朝がくるよ、たぶん。オカシイナ、さっちゃん。
私も直球勝負なのかな、郁ちゃん。(8/7)
へなへな直球。言い訳しないということ、を、このごろ思ってる。開き直るのとは違って。人のせいにしないで言い訳しないで、私はそうなんだと抱えてイコ、と、言い訳しかけて何度も何度も、そう思いなおしてる。言い訳してたらきりがない、ということであるのかもしれませんが・・・ この、なんだかなぁ、かたくなな段階を過ぎて、たんたんと社会生活を送れる人間にへんげしたいものです。
最近読んだ詩集のなかで、いつまでもそばに置いておきたいと思えるものは山村由紀さんの「記憶の鳥」(空とぶキリン社)です。かたちにならないことを言葉に置き換えようとする、丁寧なそのしぐさに、耳目を奪われ、詩人のまなざしを伝って、入ったことがないけれども懐かしく感じられる場所へ、招き入れられる、読書する快感がそこにあります。言うまでもないことですが、山村さんの詩は山村さんにしか書けない、そこが大事です。詩の上手い人はいくらでもいますが、その人にしか書けない詩というのは案外少ないものです、と、僣越ながら思っております。いつかは(直球過多な)私もそんなふうに潤いのある情感と言葉の襞のあいだをやわらかく巡ってひとり遠足していくような詩を書けるようになりたいものだと願いました。
最近の気になる言葉から(8/6)
「人間は間違う動物なんだから前に言ったことと矛盾したこと言ったっていいんだよ」(某知人の言葉。原典知らず)
そんな調子に乗ってしまうようなことを言ってくれるなよ。と、思いながら、イタダキ!と、占い処でのアドバイスに活用させてもらっている。「かっこつけてないで、もう一度話し合う気になったと連絡してみればいいじゃアないですか、人間は間違う動物(以下省略)、恥ずかしくなんてないんですよ」なんてね。人から言われなくても言動一貫しない人は論外ですけどね。
人さまの恋愛相談にのっていると、ばかばかしくなってくる。聡明な人も、恋愛にはお手上げ、ばかばかしさの極みを露呈する。もっとソノ才能をいかせる分野に労力を注いだらどうだ。と思うのだが(余計なお世話)、なんとなく、人間ってかわいいよね、いいな、とも、感じられてきて、ぬくもるここち。ばかばかしい自分のことも肯定できるように、少しずつなってきたようです。
手相鑑定には古来の統計に基づいた割合きちんとした基本型があるわけですが、人の手はひとりひとりみな違いますから、基本をどう応用して読み取るか、どんな言葉を使って相手に伝えるかは、当たり前だけれど占い師個人によって大きく異なるわけです。相手の性別、年齢、社会的立場等によって言葉を使い分ける必要があります。何をやっても言葉がついてまわる。おのれのボキャブラリーの貧困さを思い知ります、いろんな人の言葉に敏感になります。
求めることをやめると(7/30)
夏空の下、あんまりにも身が軽くて、声がうわずる。しあわせなのだとおもう、充分に。あとはオマケでドライブに行ったり、きょう死ぬか200歳まで生きるか、お腹が痛くなったり、くるしんで、おもしろいよ、選挙へ行ったり、変な顔、子供を産もうかな
8月の出番表(8/16現在)
手相占い処出番予定。夏本番、手を貸しな*総合鑑定1000円(それ以上はいただきません。中学生まで500円)。HPを見たと言ってください
浅草花やしき
中央 丘の上8/1,5,8,11,12,15,19,20,22,26,29 (基本は水・日) 10:00-18:00 土・日曜、15日は19:00まで *9月は日曜だけになります 大宮ダイエー 3F 3,6,10,13,17,24,27,31 (基本は金曜、ときどき月曜) 10:00-20:00 終日 大宮駅前 *9月は水曜に出ます ショッパーズプラザ新浦安 2F 10:00-21:00 新浦安駅前。新規開店、きれいです、いらしてね。*8月出番はなくなりました。9月は金曜にでます 川口ダイエー 1F 10:00-21:00 川口駅からチト歩きますが。*9月から土曜に出る予定
*9月から出番の曜日などが変わりますのでちうい
★ナイショのオススメ→3000円も5000円も払って偉ソな占いおばさんのところへ行く気になんてならない私でも、この人になら見てほしい!語ってほしい!と思ってしまう人が 浅草花やしきにいます。土曜日に出演している庄司先生です。ウチのカイシャには珍しく、西洋占星術系の女らしい風貌で、鑑定技術、知性、思いやりともに優れた素敵な方です。花やしきでは手相しか見てはいけないことになっているのですが、さまざまな占いや精神世界への造詣が深く、経験と自信とさらなる向上心に裏打ちされて出てくる言葉は、柔らかな中にも心に響いてくる強さがあって、さすが〜と、ホレボレしちゃいます。声もいいの。これで1000円なんて、他ではゼッタイないよ!・・・と、叩き売りみたいに呼びかけたくなってしまう、これが私が占い師らしくなれない理由でしょう。
追記
*花やしきでの庄司先生の鑑定が2001年1月6日で終わりになります。4日の金曜以外は、1/1〜6まで連日鑑定しているので、行くなら今のうち。その後は、銀座店勤務になるらしい
よく見る光景、よく見ない箱(7/29)
じりじりとやられてまいりますと、職業テキ言葉以外に発する言葉は内へひきこもり、ただ目に映る光景をビデオカメラのようにジーーと写して歩いているようでありますね。
横浜(北部?)に住む人たちから、ムカデ対策に裏山からヒキガエルを取ってきたとか、アマガエルのおたまじゃくしが蛙になったがヒバカリという蛇が藪にいるから心配とか、マムシが出たとか、なんかそんな話を聞くきょうこのごろ。カエルのシーズンですね。
カエルの思い出で忘れられないのは(夏の思い出シリーズその2)、お盆、ド山奥のド中にあるド親戚の家に行ったときに、いとこと二人でアマガエルをとらまえてビニール袋にホイホイと詰め込み、大人たちの集まる座敷でぶちまけたこと。数十匹のアマガエルさんたちがぴょんこぴょんこと、縁側から逃亡していきました。大人たちはアハハと笑っていた。
いつもはすぐに怒りだす父親も、山の実家では気持ちが和むのかめったに大声を出さなかった。私も、父の顔色をうかがってビクビクする日々から離れて、のびのび呼吸することができた。草の匂いが鼻孔いっぱいに入り込み、他の音をかき消すほどわんわと蝉が鳴いていた。夜はこぼれ落ちそうな星空。懐中電灯がなくては離れた隣の家にも行けないくらい、まっくらな闇が、まだ、あった。遠く、盆踊りの広場だけが夢絵巻のようにぽうっと、あかるくて。
←昨日の雨。ケータイで撮ったのですがナニ写ってるかわかんないネ(7/26)
しとしとと最初きてそれから大粒の絨毯爆撃こらえきれなくなった空を見たよ懊悩に体を震わせ地上のちいさな人たちをさんざんあたふたさせてからやがてさっぱりと顔色を変えたどうでもいいんだ人間なんか出しちゃったらすっきりだよ黙って! 思わせぶりなことを書く人が、嫌いだよ、おまえだあたし
挑戦すればいいんですよ(7/23)
居酒屋で、ふいをつかれる。上司(占い師にも会社が有り上司がある)が延々と会社の未来を説く。夢は世界だ、ともに羽ばたこう、期待している、と言われる。私はいつものように「自信ありませぇん」と答えながらタン塩を食べる。と、「自信がない、じゃ、ないんだよ! 自信なんか関係ないんだよ! 挑戦する気持ちなんだよ! 挑戦すればいいんだよ!根拠なんかないんだよ!ヤル気なんだよ!」と畳み込まれた。タン塩をポロリと落とす。涙があふれた。挑戦する? そうだな、私は挑戦しないんだな。すぐにわきまえてしまう。大切なものも手放した。涙がとまらなくて。上司は焦っていた。自分の話に感動して私が仕事にヤル気を燃やしたと思っただろう。
ケイト・ブッシュが流れてる。なつかしい音調。学生時代、気位の高い友人が勧めてくれた。自信がなかった、あの頃も。だけど強く求めていた。いまよりも
うつくしいもの(7/15)
夏っていうのは、むかしのこと思い出すように、記憶装置がセットされているんでしょうか。子供の頃、近所の家が取り壊されていたときに、タイルを拾いにいってたことを急に思い出しました。お風呂場に使われていたものだと思います。まったく特別なものではないのですが、さまざまな形に砕けていて、なかには美しいと感じられるものがあるのです。誰も教えてくれなくても、子供はそういう自分の嗜好を満たしてくれそうな場所に吸いよせられるものですね。
海まで歩いて3分ほどだったので、浜辺で石も拾いました。艶があったりザラザラしてたり変わった模様がついたりしている物体を眺めているのが好きだった。緑の色ガラスの破片なんか拾うと、キラキラしてるキラキラしてると思ってすごく得をした気になった。そういえば、味噌汁に入っているアサリの殻を洗って並べていたこともありました。あれも、色や模様がひとつずつ違っていて見飽きないのですよね。そして、そのような出来事は、不思議と陽光にあふれた光景の中で思い出されます。日射量の少ない薄暗い土地だったのに。しらじらと明るいのは、もうムコウガワのことだから?
津波を異常に恐れる子供でした。いちどもそれは来たことがなかったのだけれど。いまでも私は、津波がそらたかくたちあがる夢を、見るのです。見とれています、観念して
たぶん66666カウント宿題、届いたよ(7.12)
ローマの休日
ゆきよ
夕刻、
呼ばれたアキレスは、センチメンタルに刺し抜かれた。
ぽっかり空いた胸のなかでは、
砂粒ぐらいの予感ばかり、埋もれたレコードが回っていた。
ハウス・ミュージック。風鳴りが、もっと遠くで。
あれは、
私の住んでいたところのすぐ近くで起こった事件で。
それで、
あの少年というのが知り合いの後輩だったんです。
犯人が、
私と同じ中学生だと知ったときはさすがにショックでした。
ただ、
まわりが騒いでいるほど、
私たちが関心を持っていたということはなくて、
わりと普通に過ごしてましたね。
騒ぎが早く終わってくれればいいのにねって友達とよく話していました。
ブレーキ弾け飛んだセンチメンタルのバルコニーでは、気狂い草が溢れてる。
一晩だけで散った華の、名前を君は覚えてる?
ビデオテープ。『ローマの休日』が好きだって言ってた。
自慢話が終わる頃には、
もうぐったりしてしまって、うわのそら。
あの娘、
誰も居ない部屋を指差して、何か、ヒドク、怒っている。
イメージの中で、
一遍、
溺れてみればいい。
イメージの中で、溺れてみるがいい。
アウトコース、
捩れた腹ンなかで、パーティーの途中なのに、ピエロがサンタにお悩み相談。
酔った勢いでつくった子供が胸を刺されて死んだらしい。
だけど、
それが作り話だってみんな気付いていた。
だって、
ヤツのバルコニーは、いつだって気狂い草でいっぱいなんだから。
平坦な坂道を転げ落ちたら、
お節介な穴があって、
底の其処には限りなく一〇〇点に近い〇点が転がっていたんだ。
平坦な坂道のお節介は一〇〇点に近い〇点で、イメージの中で何遍も転げ落ちてみればいい。
何も見えなくて、
何も聞こえなくて、
何も知らなくて、新品の頭痛が下顎のバッテリーを掻き混ぜる、ハウス・ミュージック。
でも最後に飛び乗ったわけもない。
そんなトコ、
上ったところで見下ろせるのは禿げた頭と胸の谷間だけだよ。
でも、
ゴルフ場に囲まれた黒い森、
群がった獣たちは誰も居ない椅子を指差して、ヒドク、悲しんでいたんだ。
ハウス・ミュージック。風鳴りが、近付いてくる。
2001.6.30
http://www2.justnet.ne.jp/~y-ybf/index.htm
皆様から頂いた課題を、結局は活かすことはできませんでしたが、間接的な影響(?)はしっかり含まれております。(と、思います。)(ゆきよ)
★課題ってナンだったっけ。と、掲示板過去ログを探索すると・・・
●誰か、ゆきよさんに宿題のタイトル(詩の題)を出してください。(ぺ)
●「あの娘、僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう。」というタイトルでお願いしやす(半ばマジ)(dormin )
●「春を愛していても、心は汚れたままだった。」っていうのはダメですか?(だめだなきっと)(り)
●「骨なしチキン」ていうのはだめですか。だめに決まってますね…>ゆきよくんのしくだい(弓)
●ですからゆきよさんの宿題も「夕暮れ時にみつけたの」でお願いします(淳)
・・・今年4月6日、7日の出来事でした。
ごくろー、私のまわりにも気狂い草が溢れてる、なごんでますけど(ぺ)
「あなたはクレマンチーヌのために仕事をしているんですか?」と、彼は心をすっきりさせようとして尋ねた。なぜなら、この心というやつははなはだよく保護されていて維持しやすい器官で、これをさっぱり保つためには質問すればよいからである。(ボリス・ヴィアン「心臓抜き」早川書房)
安易に質問しすぎる、私は、私の平穏のために。
本を読みすぎるとどこか麻痺して馬鹿になると思っているのだけれど、そうでなく、うまく折り合っている人もいるとも思うけれども、そこそこ本を読める質で助かったと、ときどきは思う。「本を読みながら、ダンスのなかに入ってゆくような印象をもつことがよくあります。個々の語、および言葉遣い全体の動き、リズムがあるのです。よく書かれた本で、技量と霊感がうまく結びついていると感じられるときには、読者みずから動き出す欲求が抑えがたいものです」(ル・クレジオ「もうひとつの場所」新潮社) 質問しないで語らうことができる唯一の場所
出番表(7/30現在)
雨、降りませんね。パソコンの調子が悪くて、ご無沙汰してました。そろそろっと、7月の手相占い小屋出番予定。溶けてるけど、おいで
浅草花やしき
中央 丘の上7/1,4,8,10,11,18,22,24,25,29,31 (基本は水・日) 10:00-18:00 10日はほおずき市のため21:00まで営業 、22・29日は19:00まで 大宮ダイエー 3F 2,6,13,20 (基本は金曜) 10:00-20:00 終日 千葉大網ジャスコ 2F 15,28 12:30-19:30
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