| ＊おまけＢＮ5 2000.1-4 わうミレニアムってナンデシタ |
最近アクセスが増えてきて、こんなこと読まれちゃ恥ずかしいんじゃないかいと思わないでもないのですが、そこをさらに踏み越えたらどうかとも思う生涯実験的変速加速的きょうこのごろです。なるほど、と思わせるようなことはますます書かない。しかしまだまだ世間体を気にしているようで私はイケマセン、守るものなどないのにどうしてかっこをつけるのか、目指すものは何なのか、到達する日がはたして来るのか、言わずと知れた答え、「答えはひとつじゃない」と亜久札さんは言ってましたが、２１世紀まであと〇〇〇日！…ウンザリさんを友として、転んだら起きる、起きたら転ぶ飽きっぽいから。
夜の友…(4/27)
最近は夜眠る前に、阿刀田高さんが昔に出した「ギリシア神話を知っていますか」（新潮社。ハードカバーが800円となっている）を読んでいる。占い学校の先生が歴史や自然科学（特にＤＮＡネタ）、雑学好きで、「ギリシア神話の素養がないようじゃいかん、てゆーか面白いよ」と（とそんな喋り方はしないが）、ウキウキしながら話されるので、そんなに面白いかコノ！と本棚の奥から引っ張りだして読み返してみたら面白い。内容はほとんど忘れていたが読んでいるうちに思い出す部分もあり、学生時代と現在の私の興味の向かい方の変化を知るのも面白い。当時はアネモネ（つー花）の名前のいわれを読んでも、アネモネの形も色も匂いも知らなかった。アンドロマケとかペネロペイアとか名前が覚えにくいので数日たてばまた忘れてしまうかもしれないけれど、おそらく今の私には何度読んでも楽しいだろう。
★ギリシアの神様はいいよな、テキトーで。あらまあ、と、和めます。でもキリストとか仏陀とかマジな人たち、ヤッパ必要とされちゃったんでしょうね、今もそうなんでしょうけど。「神様、テキトー」、というところが、今の私にはしっくりくるようです、美女やかわゆい青年と夜伽をすることばっかり考えて親近感を覚えます。といって劣情をそそられるほどではなく快い羨望感といいましょうか夢の中へと自然に誘われてまいります。実際のギリシア神話となると、さらに入り組んで面白い部分、あるいは退屈な部分があって読みごたえがあるのでしょうが、阿刀田さんの入門書は入眠ブックにはちょうどいい。明日も「あらまあ、」と目が覚めそう。昔の（いえ阿刀田高さんは現役ですが）作家の文章って、ゆとりが感じられて、いいですね。最近出る本の文章、遊びが感じられないというか、一部かもしれませんが。
明日の分まで書いて自由行動。
いとしい病気（4/26）深夜になってどうも頭が痛重くてよくないな。久しぶりにテレビを凝視したからか（それも「スキヤキ!!」自堕落な女の子って罪作りでかわいいな私が男だっテモ1800万差し上げるばかになっちゃいたい気がします…持ってたら）、久しぶりに昨夜ネットサーフィンしていたからか（長尾高弘さんの散歩が私の散歩コース侵犯をしているのを見て仰天、嬉しいようなクヤシイような）などと考えたが、真因は久しぶりに今日１日１杯もコーヒーを飲んでいなかったからだと気付く。私はカフェイン中毒だ。味わい豊かなコーヒーなら言うことはないが、切れてくるとなんでもいいから補給しなければならない、無名ブランドのインスタントだろうと缶コーヒーだろうとただ熱いだけのマクドのコーヒーだろうとコーラだろうと、滋養強壮ドリンクはカフェイン切れにはイマイチだけど（タフマン、オロナミンＣはノーカフェインだから問題外）、泥のようなカフェイン液でも贅沢は言いません。でも、緑茶や紅茶じゃ（好きだけど）だめなんです。
◆そうして昨日、今日と２冊の詩誌が届いた。昨日のには、某有名現代詩作家が私の好きな某高名詩人を匿名だがわかる人が読めば誰かわかる書き方で皮肉った文章が載っていた。今日の詩誌には、むかし好きだった人たちが10年前も10年後もきっと変わらぬ暖かなコメントを載せていた。みみっちぇいな、おいらたち。いや、おいらが。それもいいじゃん。私は滑稽病だ。カフェインが切れて頭が痛くて笑いたい。ズキズキ、明日への希望が湧いてきた。
そういうものに私も…(4/25)
約束を守れる人になりたい。
約束できる人でありたい。
ハズレ？(4/16)
「もうひとつ当てたら運命の出会いだ」と意気込まれて、外してしまった。
来週から２年間、中国の治安のよくない地方都市へ転勤というひと。生まれ育ちを推測したのは手相を勉強しているからだけど、出身地がわかったのは方言に気付いたから、名前の読み方がわかったのは一般常識があったからだよ。当てて中国、そんな道も選べるんだろうか？とクラクラしたら外してしまった。
元気でね。ラーメン食べた。
ただのじぶん(4/15)
女の人は「産む性」で、命を生み出すなんてそんなすごいこと、やらないよりはやる方が面白いと思ってる、豊かな感じもする。でも産まない道を選んでもいい。人はそれぞれ。あなたの人生を尊重するから私の人生も尊重してほしい。そんなこといつまでも言い続けてないといけないのかな。もうじき赤ちゃん産むＮさんには前からこういう話してるから今日のおまけはだいじょぶだよね?
きのう、憤ったことがあった。妹から電話がきて、「〇〇ちゃんは、結婚して子ども産んだことないから子どもを扱うの下手だね」と継母から言われたという。耳を疑った。おそらく言った人には特別悪意はないのだと思う、60代のそれなり苦労を重ねて育った女の人の率直な気持ちなのでしょう。けれど妹は傷ついていて。同じ年頃の女の人はほとんど何人か子どもがいてバリバリ自動車運転して共働きしてるような地方の町にいて、何もしないで家にいるのはどんな気持ちか。できることならとっくにやってるよ。
いいじゃないか！家にただいたって！
人を殺したことがない人には人殺しの気持ちはわからないさ、肉親が死んだことのない人には肉親をたくさん失った人の気持ちはわからない、障害者が家族にいない人には障害者の気持ちはわからない、震災にあわなかった人には震災にあった人の気持ちはわからない、専業主婦には働きながら子ども育てている人の気持ちはわからない、その逆もわからない、シングルでいる人には主婦の気持ちがわからない、男には女の苦しみがわからない、女には男がわからない、ゲイもレズビアンもわからない…。
そうだよ。私にもわからない、あなたの心は絶対理解しきれない。
でも、想像力というものは、どうしちゃったんだい、と思う。
あらゆることを経験することなんて、できないじゃない。会話が止まっちゃうじゃない、そんなこと言ってたら。
●とっとと保守的な田舎を逃げ出した私と違っておとなしい妹は、過去に祖母から同じようなウィークポイントをつかれていじめられ、周りが誰もそれに気付けずにいて（私に至っては当時の妹を「どうして家族で仲良くやれないのか」と責めてしまった）病気になったことがある。誇り高く世間体を気にする祖母だったから、老いて顧みられなくなっていく自分を意識し、自分が無用の者でないことを（自分に対して）誇示するために妹の尊厳を踏みにじるような言葉でいじめ、近所の人々に妹の無能さを触れ回ったのではないかと想像する。妹から介助されるようになっても祖母は言葉のいじめをやめなかった。すべては祖母の死後、病気になった妹が堰を切ったように家族に対する恨みつらみを吐き出して吐き出して吐き出してからわかったこと。父親は無関心から過保護へと態度が激変、けれど祖母については語りたがらない、弟は「すばらしいおばあちゃんだった」とまで言う。男は大切にしたのでしょう。すばらしきかな男尊女卑教育よ！
専業主婦の継母にしても、妹より自分の方が経験を積んだ人間だと（自分に対して）納得させたい、そんな意識が少しはあるのかもしれない。どうして、他人をおとしめることでしか自分の尊厳を守れないのだろう。私にも、そういうところはある。
ただのじぶんでいるのは難しいね。
カエルに降られちゃしょうがない(4/12)
石原某のようなことを思っている人はたくさんいる。地方都市の人のよさそうなタクシーの運転手さんが言っていた、派遣社員をしていた時に仲のよかった女性が言っていた、「外国人は怖い」。障害のある人についても、驚くようなことを平気で言う人はたくさんいる。そういう人たちの言葉は率直すぎて、「そういう考え方はどうか」と、その場を気まずくしてまで話し合う気になかなかなれない。私にしても、石原某の言うことの中にはそっとうなずく部分もある。
だからこそ、石原慎太郎のような人たちに大きな権力を持たせるのは危険なんだ。彼に拍手喝采する人もいるだろう、でもそれを増やしてはいけないんだ。強そうでかっこいい人に眩惑されてはいけない。安易に気持ちよくなってしまってはいけないよ。それは私の尊厳のため。三島由紀夫なら何をしても何を言ってもいいさ、文学者だったんだから。裕次郎ならいいさ、役者だったんだから。でも政治家はそうじゃない。目を覆いたいような腐敗しきった世の中だって、理想を捨てたくない。それは私の尊厳のため。「あなたの言うことはキレイゴトに過ぎない」という言葉に屈しないでいたい。自分の行った行為（行わなかった行為）の報いは必ず自分に返ってくる、たとえば気が進まなくても選挙にいくというようなささやかな行為でも。
●紫がかったピンクのディモルホセカの鉢が、玄関先から消えてしまった、今日。
先週買ってやっと名前を覚えたところで、大きな鉢に植えかえようと思っていた矢先。買っても400円もしないのになぁ…、どういうつもりか花泥棒。私も、さっさと植えかえて、持ち去りにくいようにしておけばよかったのだ、と、お仕事から帰ってすぐに、残っていたもうひとつオレンジ色のディモルホセカ（デモセンカとも呼ばれているようだ）と、赤黄色のガザニアの苗を鉢に植えた。一番きれいなの持ってっちゃうんだものなぁ、と、くよくよするが、草むしりを小一時間していたら気が晴れた。いい天気だった、みんな元気で。
ちるちる桜の木の下で…（4/9）
きのう、大声で笑った。こんなに笑ったのはいつ以来だろうと自分でもびっくりするぐらい、お腹の底から笑ってた。
それで毒素が弾け飛んだらしくて、きょう、体が軽い。笑うことも、運動なんだな。
笑わせてくれた人を少し好きになった。笑うことは脳にも刺激を与えるんだろ。
でたらめな友だちとでたらめ歌を歌いながら多摩川土手を歩いてたきゅうじつ。きょうも笑いが止まらなくてもうちょっとで喧嘩になるところだった。エニシダの苗を植えよう、あした、大きくなるんだよ、この木はお日様さえあれば、あした。
笑ったあとでさびしさがやってくる、それは、でも私はしあわせ、ということなんだろう。
笑わない人、ちゃんと覚えているよ。
もったいない日々（4/6）
まじめくさって↓書いてたら、酢ダコにあたって悶絶してしまいました。やはり天罰？
ちがうよー、賞味期限５日も過ぎてるのに平気で食うからだ。
１ヶ月過ぎてた蒲鉾はだいじょぶだったんだけどな。卵や納豆やお豆腐なんか５日ぐらい平気だけどなー、やばそうな匂いしてるお肉やベーコンだって平気なんだけどなぁ、あれは熱を通すからか。せっかく食べたのにもったいないなぁもう。とか書きながら、実は悔い改めてました。おちょくんなよ、神様のばかばかばか、いないくせに。
ビデオを返しにいけなくて。外へ出るとウググとくるので。延滞料金1000円余か…、もったいない！ 茶飲み友だちにエマージェンシーコオルすると思いがけず「返してきてあげる」と言う、やっぱ遠くの親戚より近所の他人なのかしら、うるうる…、ダケド、「高いよ」とかつぶやいてたような、幻聴かなぁ、そうだよ食あたりによる幻聴だよきっと。
おまけという鬱解消（4/5）
昨夜から雨。失礼な人からのメール（他の人にとってどうかじゃなく私にとってどうか、そこでぐらつかないようにしようと思いを新にする）。頭痛。憂鬱。少し余裕ができて気を抜くと体が人のものみたいに重いぜ。一生、これとつきあっていくのかと考えるとますますひどい、20代までは、どこかでこれは霧散すると期待してたけど。
「きょうだいがあるということは親に感謝しなくちゃいけない」と、知らない人が言った。
このごろ、私に響いてくるのは知らない人の言葉ばかりだ。
（このバカ）と思っているような人でも、みな思いがけずいいことを言う。自己嫌悪。ばかは私だ
きょうだい。あんたたちを思えば、私の憂鬱なんて、綿毛のようなもの。
そう頭ではわかってるけど、弱いよ、私は、ささいな目先のやりきれなさにすぐ負けそうになる。落ち込んで泣く。泣くと疲れてすっきりする、あと起き上がるしかない、腹へる。酢ダコの脚をニュイニュイニュイとまないたの上で切っていると、あーあ食われちゃってタコとか思う。それは強いってこと? 恵まれてるってことかい。そういう私は、悪いのかい。あんたたちが苦しむのはそれは私のせいなのかい。私が苦しいのはそれはあの人たちのせいなのかい。
「オコサンはカワイイですか」と、私は知らない人（♂）に聞いてみた。
「かわいいというか、何もないところからできてきたわけでしょ、ナマイキなこと言うのを見てても、自分がいるからこいつらが今ここにいると思うと、自分の存在意義を感じる」と、その人は答えた。
妹の誕生日ももうすぐ。あなたがいつまでもそこにいる、あなたの空ろを見るのがいやだった、それは私が息をし私が言葉を発し私が階段を昇ったり降りたりした場所で少しずつ作られたものだから。あなたは無言で私を責めている、私もまた無言でいつまでもあの人たちを責めている、うんざりする、肉親というもの。存在の中身はただの水、首スパンと切れば簡単に漏れてなくなってしまう、だけどそこにある、私と似たもの、私が作った、私が作られたものがそこにある、どちらかが死ぬまでは、私は私だけのものじゃない、つながっている、それに結局支えられている、だから他の誰にも依らないでいられる。…それがかわゆくないからイカン！のかもしれませんけど、この項おわり。
「死にたい」
「でも死ぬ勇気がない」
「死ぬのは怖い」
「神様、お助けください」
最近の印象に残った言葉から。byイングリッド・バーグマン（役名忘れちゃった、閉塞的な火山島生活から逃亡をはかる途中、噴火口脇で絶望して。「ストロンボリ 神の土」）。あああ結局神様ですか？ 「神様、ＡＩＤＳになりませんように」なんて、知らない人も言っていた、マジかよ。 私は祈らないよ。
風が入ってきて寒いので覗きにいったら隣の座敷で見知らぬ娘たちが郷土料理を食べていた。夢日記(3/31)
意味のない電話というのが意味あるんだけど、失ってみなければわからないのだろう。
Ｅ子の日記（3/29）
８時起床。晴天、風が強い。不燃ゴミを３つに分けて出す。トースト、ベーコンエッグ（目玉２ヶ）、フェタチーズとプチトマトと玉葱みじん切りのサラダ、コーヒー。塩湯でうがい。仕事先へ取材経費の請求書、川田エリさんへＨＰのプリントアウト、大阪のヒロシくんへ送りそびれていた『詩学』どっさり、郵送。色柄物の洗濯。仕事先から校正確認の電話があったので、先日「やめてやる〜」ＦＡＸを送ったことを詫びる（そういうライターです、先は見えてます）。メール１通書く。シャワー。塩湯でうがい。初めての美容院へ行く。髪を洗ってくれた20歳前後の男の子が、天才は昔は夭折したが最近は死なないことやパチンコで２万円すって奥田民生のアルバムが買えなくなったことなど話す。咳が止まる。雨。雨やどりを兼ねてレンタルビデオ屋、『エンジェルダスト』『三月のライオン』『ストロンボリ 神の土』。猫の餌とバター、マーガリン、ペーパーボンドを買って帰って猫に餌。塩湯でうがい。掃除。子持めかぶと千切り野菜のサラダ、冷や奴、ご飯、お漬物、じゃがいもと豚肉の味噌汁、いちご。神奈川新聞に載せる詩の締切りまで２日、テーマが「世紀の架橋」、私じゃだめかも、ギャラがないのもわびしい。塩湯でうがい。「ＮＥＷＳ23」で新潟県燕市、三条市の貴金属産業ルポを見ていると意味のない電話。掲示板チェック。私はヤマザキさんの詩を勝手な読み方してピカイチにしちゃったんかいな、うひゃ、でもいいな。メール１通書く。Ｔ・Ｍ宮田氏にも書く予定が頭がボヤけてきて挫折。塩湯でうがい。布団の中でユーゴのミオドラグ・ブラトーヴィッチ『ろばに乗った英雄』を少し読む、「この、けだもの！」 眠い、猫出ていく、おい、寝るよ私はも〜朝まで入れてやれないよも〜、寝る。2時。
……なんて優雅。これは私じゃないな。それから29日は弟の誕生日でした。私の中ではいつまでも３歳の弟、それがいけない。
４月
あなたはいきていく
わたしはしんでいく
あなたはうまれていく
わたしははかあなをほる
あなたはせいちょうする
わたしはひからびる
のしいかみたいに
だいて
くたくたになるわたし
かたかたなるあなた
いきているおと
わたしたちははなれていく
わたしたちはつながっている
だめだよ
はなれている
あなたはなみだをながす
それをみても
わたしはなにもかんじない
あなたはこいのうたをうたう
わたしはあかんぼうのこえをきく
あなたはやみですてっぷをふむ
とおいところでないている
あなたはかなしいひとのかおをうつす
わたしはそこにはうつらない
わたしはすすんでひざまずく
あなたがきらいなひとのあしもとへ
あなたはふけんこうなにおいがする
いきているにおい
わたしはせいけつなしょうどくえきのにおい
かたいしんだいはとなりのとびら
もうすぐ
うまれていくあなたのおおきなこえで
このよはめざめ
もうすぐ
わたしはだれもいないひるまからかいほうされる
それまでのあいだ
それまでのあいだ
こうしていよう
＊「鰐組」という詩誌の古い号に忘れていた詩を見つけたのでここへ残してやります。読んだ人から「おめでたですか」なんて言われて「あちゃこれじゃだめだな」と思い詩集には入れなかったのでした。詩集に入れられない詩は捨ててしまうけれどこれは残しておこうと思いました。ようやく夜を抜け出して薄明るいぬまのほうへ歩いていくと懐かしい小屋の前で動物が縦笛を吹いていた、きのう。「ひさしぶり。お元気ですか」。憂鬱だけど何度でもあたらしい４月へ向けて。
タンバリン、でしたわね。
21世紀への展望、（3/24）
今日は占い学校、欠席ダヨ。ハスキーボイスで講師の先生、悩殺すると困るから。ノーサツって懐かしい響き、ああばんくーばーでノー殺だあ。書き言葉っていいな、しかめっ面しててもキャハハハとか書けちゃう。ボクのピギーも死んじゃウ、ーったぁ、いかれてきちゃった、いかれていかれてキレない哀しみに、きわまれリ分裂、こっか、そんで哀しいんだ、あんた。いっぱい持って欲しがるのナ。そんで気付かないの、100歳まで生きちゃウってこと。たんぶりん打ち鳴らしながら、も、回虫のように豊穣なの、も蜜蜂のようにお尻千切ってねえ、も密着でグッデイでそこらプンプンなの、そっいう目するんだ、キミ、ないもの見てたりして気持ち悪ぃオーブンんつっこんじゃぁって、うあるうあるうあるー。って知ってた、銀芥峠の若僧が穴開いた靴笑われて泣いたんだって。随分お腹が出ちゃって、哀しみも似合わなくなっちゃったね。
ホテルの部屋に入ると私はすごく落ち着く。
いつでもここを後にできる。中規模の築年数もそれなりいったビジネスホテル。化けて出るのもくたびれたような幽霊がひとつふたつ。お風呂に入って眠ればいい。
身の回りのものを処分して、そんなホテルに暮らせたらな。飽きたら次の街へ行って、次のホテルで冷蔵庫を開ける。
お友だちは現実的なアドバイスをくれるけれど。「年をとったり病気になれば追い出される。健康に気をつけてよっぽど蓄財しなければそれは無理だよ」。
そ、ね、ないもの見てたりして気持ち悪ぃ。片岩番所の電話番号が変わったんだってさ。しちならべでもする？ チン。あれ、
「ヒグチさんから今朝、電話かかってきたよ」(3/15)
と言われて驚いた。
だって、その頃、私は新幹線の中でお仕事相手の某氏と話していたはず。
「もしもし、って言っても、応答なくて、間違いカナと思ったけど、耳を澄ますと遠くの方で確かにヒグチさんの話し声がする」
ひゃー。きっとケータイが勝手に電話かけたんだ。
でも、どうして、どうして、よりによって、Ｈさんに。バッグの中で押しつぶされて誤動作したとしても、どうして、どうして、登録されたメモリーの中からＨさんに…。考えてもわからない。もっと怖いのは、これまでも誰かにかけてたんじゃないか！ってこと。う、考えないことにしよう。そんで遠距離の電話代は…？、う、考えない。
「何話しているかはわからないんだけど、後ろめたい気持ちになったよ（笑）しばらくして切りました」
えー、上記のようなことが起こった場合は、すみやかに電話をお切りください！ 人といる時はロックしとかなくちゃな、ヤバー。
追記：
昨日の落雁、地味だけど妙にうまいと思って、帰ってからおみやげに幾つかいただいた包み紙を見たら、長野の小布施堂と書いてある。あの栗きんとんとか超ウマの？
エンターテインメント？（3/4）
今日は詩の雑誌「詩と思想」の座談会。開始時刻は13時半だけど、ＪＲ千駄ヶ谷駅立ち食いそば屋前で13時に「全身黒ずくめのおじさん」たちと待ち合わせの約束だったのに、起きたら12時、ゼッタイ間に合わない、うう、チッチャーノ〜、とりあえず「おはよう、朝だぜ」と猫に挨拶。
▼で、座談会には間に合いました。中略って便利だな。
増殖する俳句歳時記の清水哲男さん（今日はセーターの上にトレードマークのＧジャンを着てらしたんでしょうかチェックを忘れました）、深夜特急ヒンデンブルク号のシルチョフさん（小憎らしいけどかわいいといつも思う）、ニフティー現代詩フォーラムの鳴門さん（アニメ顔に白い網手袋がすてきでした、なぜ鳴門か…）と、えにしゆかりさん（こちらが女と思ってたのに。どことなくウチのヤマザキさんを思い出し）、そして司会の詩・夢・水平線一色真理さん（今日は座談会２つ切り盛りの働きっぷり）。20代〜60代にほどよく散らばっているとはいえ１年前の私には想像もできなかった顔ぶれ、個人的には清水さんと座談会に同席できるなんて、言葉にで きないしみじみとした嬉しさでした。こんな取り合わせの会になったのは、テーマが「電子ネット上の詩人たち」だから。内容は７月号を読んでいただくとして。ＨＰに毎日500アクセスという強者どもがいるにしては（表面的には）奥ゆかしい人ばかりでしたので、コホン、鳴門さん差し入れのラクガンを齧りながら、穏やかな会でした。
こういう会合で話す必要がある時や、ミニコミ誌などでインタビューを稀に受ける時につくづく思うのは、私って中途半端だなあということで、そんな自分に向き合うのはいささかつらいです。多少革新的ではあるけれど確信はなく、熱意はあるけれども前向きではなく、大胆ではあるけれどどうでもよくもある。私はたくさん喋る割に語る話はなく、他のみなさまは無駄に喋らないけど話がある、というようなことを感じます。
▼で、座談会が終わった後、たまたまカメラマンさんが、来週私と一緒に仕事をする方だったので、会場に残って打ち合わせ。先に帰ってしまった方たちに、もっとざっくばらんにいろいろ聞いてみたかったなぁと思ったのは、会場を出て、雨の中をぼんやり歩いている時でした。トーキョーに雨が降るのは久しぶり、アスファルトの道路も角張った建物もガラスも広場の砂もガードレールも等しく雨が濡らしていく。今度いつ会えるんですか。
さびしくなった。それでオトコに電話をしてみた。恋人でもない友だちでもないからオトコ、だよね。オトコは麻雀をしているらしい。「会いたいなぁと思って」と言うと、「明日はどうか」と聞いてくる。明日は歌舞伎座に菅原伝授手習鑑（新聞販売店のおにいさんが毎月３階席のタダ券をくれるんです）を観に行くんだよなあと思いながらも、「いいです」と言ってしまう。どうでもいいのだな、歌舞伎も、予定も、結局私は…。オトコのこともまるで知らない、知りたくないし、もう誰のことも知りたくないのだ、あなたにも私の名前を呼んでほしくない、デンデンさんとかどうでもいい呼び名で適当に呼んでほしい、そして象でも見に行こうそして。
▼そして、池袋の東京芸術劇場へ行った。つじつまって必要ないな。そういうことが私はなかなか会得できません。雨はますますひどい。小ホールで行われる糸操り人形の結城座公演「野崎村」（身分違ひの恋☆）と「鈴ヶ森」（お若けーのお待ちなせー。待てとおとどめなされしはあぁ、ってアレですよ、知らない？そーですか）を見るンです。座談会で思いがけず足代が5000円出たので（それにビール券も）行ってしまったのです。結城座は現代戯曲家のゼンエイ的作品も積極的に操演しているけれど、一度古典を見ておきたかったんですわ、三味線が聞きたかったんですわ、切ない人形をめでたかったんですわ、竹本素京さんのブルドッグみたいな（すみません）女義太夫もたまには聞きたかったんですわ、あそこの人形遣いの方たちの顔（素顔）はなぜかそそるんですわ、狭い暗いところへ自分を押し込めたかったんですわ。
▼で、も、その前にだいぶ待ち時間があったので、シルチョフさんの日記にしつこく出てくるクラゲの話も聞けるというジュンクドー（はじめて入ったわたくし）で時間をつぶしました。辻仁成さんが作ってる（んですか）「Wasteland」（スペル知りません）に小山田君のインタビューがあったので立ち読みし、「るしおる」や詩の雑誌を、アノヒトやアノヒトが書いていたので買いました。「読んでみます」と約束していた詩集は見当たらなかったけど、時間もなくなってきたので今度ぱろうるで、と思い、うろうろしているうちに折り畳み傘を落として店員に尋ねに行って返してもらって礼を言って時間になって結城座の人形たちにアソンデもらってたら財布がカラになった。オトコにまた電話すると言ったけど明日遊ぶお金はなくなりましたので、以上。
外へ出たらまだ雨が降っている。なにがしたい？
芸術劇場前の広場のすみで、ホームレスのおじさんが毛布にくるまって眠っていました。隣にゴールデンレトリバー系の巨大な犬のお尻のあたりの毛並みが見えていたのだけれど、あれは本物の犬だろうか、犬の毛も毛布もボタボタと雨粒に打たれていた。私は持っている折り畳み傘をさしかけたかった、そんな自分がいやになる、私は心を痛める、それは自分が淋しいからだ、自分が淋しいのが耐えられないから人に優しくしようとする、いやだ、そして彼らには私は必要ないという事実。
うちへ帰りたい。
そうだ、うちへ帰りたい。そんな詩集がありましたっけね。
うちはどこにあるのでしょう。
▼と、かように今日は実り多く淋しいいちにちでしたのですが、帰りの電車では「陰陽師」（岡野玲子、原作夢枕貘）第５巻を読んで笑っていました。背中にはりついた琵琶の妖怪にアタフタしている大の男の源博雅さまが、おかしゅうていとおしゅうてクスクスクスクス…。この程度なんですね、あたしの淋しさは、あたしの心の襞は、アヒアヒアヒ、魑魅魍魎がかわゆいです、思うに、こののっぺりと平板な世間に魔の気配が薄いのが淋しさの原因じゃないかと、心の闇とか言うてるけれど、クスクスアヒアヒアヒ、今日言ってたホームページのエンターテインメント性って、こういうことにつながるのですか、清水さん、シルさん？ 薄曇りで鬱な世界に陰影をつけてくれるエンターテインメントの必要性？ なんだかよくわかりませんが、今泣いた烏がもう笑てる中途半端な生命力ということを考えました、アヒ。
▼で、やっとのことでアパート前まで歩いてくると、迷犬ラッシーのようにどこからかタタタと走り寄ってくるマラソンランナー、猫２ぴき。愛嬌のない野良猫だったのが、いつのまにか可愛げが出てきてしまいました。ああ私にも待っててくれる
やらなくちゃいけないことなんてひとつも…(2/11)
静岡の思い出を書きたいと思っているが、なんだか余裕のないことになってきた。と書いている暇があるならヤリナサイと言われそう、ああＨＰアドレスをやたらに教えるんじゃなかった。
「たんたんと情熱的にやればいいじゃないか」と、電話のむこうのひとは言った。
それは大変むずかしいことだ。
『寄生獣』という漫画を何人かの人から勧められたので読みはじめた（ええ、ええ、今読んでるわけじゃありませんよ）。
まったく新しい生物が誕生する。
「漫画家はカミサマになれるんだね」と私が言うと、
「詩人は天使になれる」と友だちが言った。
「天使？ 天使は何も創り出せないね」と私が言うと、
「天使は享受するんだ」と友だちは言った。
「享受？」
「楽しんだものを書いてるだけ。書くことでもういちど楽しめる」
でも、最初はそうだったけど、でも、最初はそうだったけど、
「たんたんと情熱的にやればいい、って、言われたよ」と私が言うと、
「いいこと言うね」と友だちが言った。
なぜだか泣きたい気持ちになった、が、泣いてなんか、ええ、ええ、いませんよ。
できるから(1/28)
今月のfrom higuchiで「頼りになるのは自分だけ」と書いたけど、ではひとりだけで生きていられるかといったらそうじゃない。こうして何かを書いている向こうに、知っているひとや知らないひとたちがいてそれぞれに暮らしていると想像できるから、ひとりでもいられる。友だちに電話をかけて言いすぎたことを謝ってまた話すこともできるから。
届かない空(1/24)
絶望してる、と、口にできるしあわせ。あなたも、もっと早くから不平をぶちまけて他人を（手っとり早く私を）罵ればよかったんだ、自分をそんなに傷める前に。かなしいかなしいかなしい、と、言えばいいじゃないか。届かない空を罵る、私はあなたより強いのですか。焼肉を食べた。
もっとはやく言って（1/21）
地味な手相教室、先週はインダス文明にさかのぼって歴史をフクシュー。今日はというと、人間学…。夫婦にしろ恋人にしろ会社の部下にしろ友人にしろ…、すべての人間関係をうまく運ぶ秘訣は
「（一人のひとに）求めすぎない」ことだって。
ギクギクギク〜。
決意(1/20)
●スカートをはく。…２年以上はいていなかったことに気付いた。スカートをはいたら絶対にガーターベルトだ。「テツローなのに」と、オトモダチが爆笑している（注：銀河鉄道999、詳細省略）。そのオトモダチが今日、久しぶりにオンナとデートでコ×ドー×を持っていった方がいいかな、と言うので（聞くなよ）、数年前に通販で買ったまま（ああ恥ずかしい）腐っている（かもしれない）ソノモノをまとめてあげた。
●部屋を片づける。…ソレを片づけたのをきっかけに、部屋の中で腐っているさまざまなものを捨てた。安っぽいアクセサリーとかガラクタのひとつひとつにとりついていた思ひ出が立ちのぼってきておののく、模造真珠なんて真っ茶になって時の流れをアピールしていた、全部捨てる。ビニール袋何袋分にもなる。この部屋も長くなってしまったんだな。けれど猫↑が、ったく地域に根ざしているため引っ越すことを断念、きみんとこへ行く考えも頭から払い去り、湯沸器を買った。もうナイのに慣れてたんだけど、買った、慣れることをやめることにした。取り付けの際にガス管にホースを必死でねじこんでいたら（あれキツイのですよ）、いつのまにか親指と人指し指の間の皮がペロンとむけて肉が見えた。…ああご主人さまにしかられる。あたまに花が咲いてる、夕暮れ近い月、幼児の好きな真っ白でまあるいファーとしたお菓子のようだったよお。
まだあった。別宅に残してきた段ボール数箱分の荷物も、今年はとうとう片づけにいかなくてはならなくなってしまった。ぬいぐるみ（手作りのピンクパンサーとか、知ってます？ピンクパンサー、あったはず）、お茶道具、おかあさまのお着物、歴代の電話機、ともかくガラクタいっぱい…。モノというのはどうしようもないですね。
できない約束(1/19)
自由な心のありようというものが阻害されておる気がいたします。ひりひりとする乾いた大気のせいでしょうか。 あるいはきょう暗い雲のせい。やわらかい雨が、アスファルトに横たわるひとを濡らして消去していく。ほんとうは、誰にとっても、自分以外の他人なんて、必要ではないのではないでしょうか。そうだと言い切ってくれるなら、あなたに約束してもよかった。
ときどきあらわれるわたくしのカタクナサが、世界を手に入れる邪魔をする。愚痴こぼしてたってだめですね。百人一首でも覚えよう。逢ふことの絶えてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし
だけど(1/15)
雨があがって。話を聞いてみたら極右のひと、だった。私がいつも話していることと180度違うことを言う。「あなたもそう思うでしょ」。震えた。語る言葉を封じられるとモノになる。詩人はみな変人で性格が悪い、などと憎まれ口ばかり叩いている私を、後悔した、一瞬、詩人のひとたちの一様なぬくもりを欲した、生理的、本能的に。だけど、結局、私は彼の指を求めてしまう、わがままで繊細そうな女性的な長い指、求めているものは決して得られない、あなたの瞳の色のなさは、馴染みがある。理解、しあえない、ひとの、ゆびに、ゆびを絡めた。
ヒトゴトミタイナ絵(1/13)
時間が昔のモノクロフィルムのようにぎこちない速さで過ぎる。ヒトゴトの速さに生身の自分が追いつかない。眠るのが惜しくてウトウトしているから、たえず眠くてギリギリしている。のだけれど、どこかやはりヒトゴトで。
昨日は雪が降った。妹からの電話で母親の命日も忘れていたことを知る。あの人が突然消えた年齢まであと１０年ない、そういうことをどうしても意識してしまう。あの人が私の年ぐらいの時にはああしていた、こうしていた、と、いつからか照らし合わせている。あんなふうにはなりたくない、はるかに超えたいと、たえず意識して、意識して、結局、私は吸いよせられるようにあの人をなぞっていってしまうのかもしれない。あーやだやだ。万一、もう一度会うことでもあればあの人がうらやんで私の髪の毛をひっぱって引きずり回して悔しがるようなことを今のうちにヤリつくさなくちゃ、と、思うが、なかなか。
電話番号をなくしてしまいました(1/10)
きょうはひょんなことから知り合った×☆クラブの店長さんとちょとデート。デートばかりしているわけじゃないですが、それなり地味に苦もある日常は書くとめいるので、楽しげな話題というと色モノになってしまうです。で、このショーバイに向いてるか向いてないかは、こればっかりはテストしてみないとわからないとのこと。テストだけしてポイというのもありそな話、ですが、店長さん、連夜のテストでそれなりにシンドそうでした…。わたしはテストされてませんよ。それはそれとして、ヒトを扱う仕事って話のネタに事欠かないですね、つい、またソンナ方相手にも聞き役に回ってしまい、後から思い出してムラムラしてましたん。だんだん自分のヤッテルことがヒトゴトのように思えてきています。こんなとき無性にある人の顔が浮かぶのですが、電話したくても電話番号がわからなくなってしまってました。
●電車で着物姿のおねいさんたちを見かけました。成人式ですね。柔らかい陽射しが彼女らの結い上げた髪の襟元にあたって、まばゆく、わたくしは、思えば遠くへ来たもんだ、って感じてます。
明日は、いつも仕事をもらってる編集プロダクションのＨさん（♀）の送別会。外国語と中国茶をマスターするために仕事を辞めて海外留学するという。私と同じ年。去年、今年と、周囲では”年貢の納め時”を迎える人もなぜか多い。ほんとに人それぞれ、この時間はイチドキリなのだ、と、実感する。
新年の抱負、信じる練習(1/5)
「ゼッタイ、俺のこと好きになるよ」。きーーーーーっっナニサマのつもり。私はこんなことを今まで言われたことがない。マユミくんは言う、「俺の言うことが信じられない？それは今までの男が悪かったんだよ、俺は信じていいよ、俺で信じる練習しなよ」。青春出版社の本でも読んでるんじゃないかコノと思いながら、形勢不利を感じているきょうこのごろ。
●そんなにカッコイイィというわけじゃないのに、マユミくんはどうしてプレーボーイみたいな言葉が平気で使えるんだろう、彼の強気を支えている確信的なイキカタにひかれるところがある。茶髪にピアスでイマ風のなりはしているけれども、「仕事が一番大事だから」、と、マユミくんは言う。むしろ懐かしさを覚える。ちょっと見は軽そうだが技術とサービス精神と体力の要求される実際は地味なお仕事。これで一生やっていくと決めて、努力し成長してきている自分を信じているからなんだろうな、と思う。どうしてそんなに信じられるのだろう。おそらく、信じる、と、決めたから、信じているんだろうな。彼の直球の言葉が今の私には新鮮で快い。
「俺のこと、気に入った、気に入らない？ どう、気に入ったんなら、つきあおう」
は。あのあの、私、あんたさんが思ってるよりずっとあのあの、年が、いってるんですけど。
「ひと回りぐらい違っても関係ないよ」
げっ。（それはさすがに考慮が足りないのでわ、小柳ルミ子さんの例もあることですし） 。
「じゃあ決まりネ」
あのあの、恋人はともかく遊びにでかけるＢＦぐらい私もいるのですが。
「いいよ。そのうちわかるよ」
な、なにが。
ど、どうして、こげな私でいいのですか。
「仕事が一番大事だから、つきあう人は、いっしょにいてくつろげる人がいいんだよ」
はあ。私を知らんのではないですかねー。ぺんてかりんの人たちはみんな知ってるんですけどねー。
「お弁当つくって」
それはできません。＜幕＞
…そんなに割り切れるものじゃないんじゃないの、気持ちって。だから、いろいろ自分でもよくわからない言葉を書きつらねてもがいてみる人たちが私のまわりにはいるんだよ、と、切り返したくもなるけれど、彼の言う「仕事」を、「詩」やブンガクに置き換えたとしたら…、彼のように自分を信じていくことがはたしてできるだろうか、誰に？、とりあえず私に。
昨年末にマユミくんに会うまでは気付かなかった。私は「信じるよ」って言えないんだな、いつからこんなに人や自分の言葉を信じられなくなってるんだろう、失望させたり失望したりに懲りちゃってんだな、それなのに言葉に非常にとらわれている、病は深いぞ。
けれど某H氏などはかようなことを言われてましたなあ。「なんでも疑ってかかるような人じゃなければ書こうなんて思わないんじゃないか。ブンガク活動にあまりにも疑いがないという姿勢もどんなものだろう」。ちがったっけ？
今年もさまざまな人の言葉に揺られ泳ぐことで、生き延びようと思う。
| 手相のヒント：マユミくんのように単刀直入、割り切りが早く、じっとしているのが性に合わない活動家タイプの人の手は、指がまず短め、指輪の似合わないグローブ系の手をしていることが多い。愛情は豊かですが情緒的に欠ける面も。…マユミくんシリーズ、さてさて続きますのでしょうか、それはともかく「ゼッタイ、俺のこと好きになるよ」が2000年しょっぱなの金言でした、私も使ってみたいものです… |
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