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途切れる、 |
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息切れる、御伽噺が止まないように、ホチ・キスで繋ぎとめる、今。 |
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それは、
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だんだんと捻れて、
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言葉を、
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一つ、
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二つと、白く塗りつぶしてゆく。
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理由もない解答を並べ続けて、ノスタルジイは、純白の王に、なる。
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僕は女の子。
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次の季節には、
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ハリケンでもやってきて、ぜんぶ片付けてくれやしないかと、おもう。
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何度もふりかえって、
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避雷針を見上げているのは、想像豊かなノイロウゼ。
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ハイヒイルの雨が、高層マンシヨンの窓をぜんぶ、割るんじゃないのか?
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真っ赤な旗を掲げるのは、どんな神様の命令なのか?
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ゼンブ、
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ゼンブ、ゼンブ、ゼンブ、あのサイレンの所為なのか?
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抜け殻のココロを、呼べよ、声。
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僕は。
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僕は、女の子。
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全身の穴から、憎悪が吹きあがる。一秒で。
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それでもコブシを振り上げるには重すぎるし、振り下ろすには軽すぎる。
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世界は、他人ばかり。
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世界なんて、他人ばかりだ。
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独りで、鏡の中から虹を見ている。
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テエブルに出しっぱなしの魔法が、だんだん溶けてゆく。
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時間潰しは、
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パズルとクイズの、マスタベイシヨン。
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頼りない詩人に、がっかりするなよ。誰も、自信が無いんだ。
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感情に、
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マツチ針を突き刺して、眠らないようにしている。
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セカイが、
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セカイが、
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セカイが、浮き輪みたいなものだよ、今。消えないように。
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呼ぶよ、声。
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僕は。
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女の子、
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水槽の金魚をコーラスに、唄ってる。
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右手と、左手を、逆さに廻してる、今。今を。
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彗星の欠片が、ドアを叩いて、喧しいぜ。
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スピイドのスペルなら、集めたよ、ゼンブ。
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僕は、
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僕の声で。 |
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