投稿作品
さみしいときは、たてにくしざして りりこ
そらのうえ
まっしろなくもがうごかないひには
あたためられて、さんそになる
すりぬけたいけど
ひっかかる
きみのいおうとしていたこと
あれは、ゆでたて
とびはねる ので あわてて くちをとざす
きみは いつも ひとつじゃなくて
いちどに あらわれる
さんそがおおすぎても つたえられない
もいちど よそおって みる
てのひらを うえに
そらを したに
じめん を およぐ くじら
きみの りょうてが よびよせた
せかいの はて は
くろい ことばで
それから
ちいさな てざわり
が あって
めきめきと おと
にじゅう の よろ こび が
たしか に
かくれているんだ
くろをまんなかにすると