12月のピカイチ
午後の動物園 山音かかり 午後の動物園をめぐる さびた匂いのなかで フランシス、エレーナ、朱玲、 定かではないが。 名をつければ より近くなれる 名もない空の下で シャッターを切れば それぞれの目線の先に 景色が立ち現れ そこを このわたしもいっしょに横切っていく トミー、トミー、トミー、 じっさいのところ あなたたちに人の名は似合わない わかっているのだけれど わかっているのだけれど
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