投稿作品
上田十市
築２６年の思い出は経るファイティング
近隣の半島にあるパン工房・駐輪場で傾く青猫は記憶装置
薄い時代からの分度器いらない斜光が畳に焦げて踊り笑った
風景の下の鉱石ラジオを追って円線の文は短波を速記する
ぼくは明るくて楽しい人気者
おもしろい
本当にきみを興奮させる
それで終わりに近づいたら
落としてやる
終わりを教えない
そうすると、終わりがわかんなくなるから、きみは、
アヒル口をさらに尖らせて歩きまわる
かわいい＊
遅延するハングルに縋った腰が木造二階建ての窓枠の経験
贈る先を故意に定めない扇風機・体言の置換を繰り返す青春
空で映える洗濯バサミに付着した液状の厚い服飾は消える
きみを煙にまく
象徴的で、
不可解で、
悪趣味で、
きみを混乱させたまま、
放っておく＊
資本の隠匿を暴いて晒すニの足の皮膚へと突き抜ける透明
広がる頂点を標榜する視点は天井板の格子模様を仰いで潤う
唇に孕まれた感覚器の突起・崩れ剥がれる土塀が夏の障害
恥ずかしがることないよ
出てきて、
会えばいいんだ
もっときみに会いたいんだ
この開脚前転女が！
反復耐久クンニリングス
ネット詩はその程度のＲで、蒔かれる、蒔かれる
嘘＊
本当＊
平坦なブァギナが喜んで食べた飴色権力
築２６年の
思い出は
経るファイティング
近隣の半島にあるパン工房・駐輪場で傾く青猫は記憶装置
薄い時代からの分度器いらない斜光が畳に焦げて踊り笑った
風景の下の鉱石ラジオを追って円線の文は短波を速記する
Do-demo-E-ne＊
遅延するハングルに縋った腰が木造二階建ての窓枠の経験
贈る先を故意に定めない扇風機・体言の置換を繰り返す青春
空で映える洗濯バサミに付着した液状の厚い服飾は消える
Do-demo-E-na＊
資本の隠匿を暴いて晒すニの足の皮膚へと突き抜ける透明
広がる頂点を標榜する視点は天井板の格子模様を仰いで潤う
唇に孕まれた感覚器の突起・崩れ剥がれる土塀が夏の障害
Do-demo-E-no？
帝国に溢れる鎮魂に煽られた日本製少年は銃を乱立させる
遥かな離別を身に予感しがらも高踏な弾丸を肺胞に装填する
今こそ近隣で遅延した資本の海を閃くあの間隙と対決する
Do-demo-E-ya！
wao-
いいかげん意地はることないね（おっとなー（←客（
とりあえず殺されなかったんで気を落とさずにー（←司会者