投稿作品☆
サバンナ
マキ
南中沈まない見えない星粒は 五万とあるはずなのに 境目を這うようなそれでいて縫うような ポルシェ とか フェラーリが 流れ星よろしく行き過ぎる背中が寒い 酔いを控えた男と女が 手繋ぎ鬼をしながら 「もういいかい」と首を振る 踊り明かせば歌舞伎町 アクセルと肝試しするオーバーな青春 品川ナンバーたまに地方が雑ざって過ぎる 乗車拒否するタクシー しゃがみ込んでるガンジー無視して無人。 年中タモリが笑っているから まるでフジテレビだけが 景気が良いように見えるけれども 実はそうでもないかもしれない どうでもいい事信じたい節々。 気軽に人に躓きながらも 駆けては止まり振り返り いちにのさん の合図でなびく あなたの家まであと10分を乗り継いで 恋人と偶然会えない東京広し 国道を逸れた先少し小走りで 隠れ家へと急ぐの私小動物。
走り始めたら止まれずに 止まらないまま右往左往 お腹が少々空きまして 仕事もないよな潮時加減 サバンナで道に迷ったら どうか迷わず苦しませず 誰でもいいのでわたしの事 食べて下さい遠慮せず 食べて下さいね お願い誰か。