駝鳥たちは、
何か重要なメッセージを空で覚えてきたのに、途中で敵方に声帯を切られ、目的地に着いてもまだ、声の出ない口を動かすことしかできない使者のようだった。　　　　−−「笑いと忘却の書」クンデラちゃん　西永良成訳　集英社



…タミナは、あれらの大きな鳥たちが何を言いに来たのか知ることはけっしてないだろう。だが私は知っている。鳥たちは彼女に警告しに来たのでも、静粛を命じに来たのでも、脅迫しに来たのでもなかった。鳥たちはタミナに全然関心がなかった。それぞれ自分のことを話すために来たのだ。



＊駝鳥で検索したら、いくつかの詩のページへ行きました

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