投稿作品　dormin

アスピリンペインキラー＆ステロイドビッグバン
（原始的で凶暴なリズムと極彩色のどぎつい音色で構成された全く野蛮な詩情）




不満の楽隊が　ジャグバンドの葬列が　
よそ行きの服を盗んで　勝手にノイズを奏で始める

巧み過ぎて気持ち悪いとまでいわれた糞垂れなマイノリテイ・ポエットよ

お前は、知らない筈さ　　純粋の怖さを
お前は、知らない
痛みのないところに狂氣の花が開く

其処に居ては聞こえることのない
クスリの招いた孤独の暴動に愛想尽き果てた
新皮質の暴走による
　　　　　　　　　　　　脳の縮む音を、
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アスピリンペインキラー！

　原始的で凶暴なリズムと極彩色のどぎつい音色で構成された全く野蛮な詩情
　に
　　　　　出鱈目でチャーミングなタイトルの響きを

傷みと失踪した自我の
足場のない不安は　
　　　　
揺れる鉄骨を、
　　　　　　　　　　　　重くさせる


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ステロイドビッグバン！

　原始的で凶暴なリズムと極彩色のどぎつい音色で構成された全く野蛮な詩情
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　は
　　　　　文字による展開では全く満足に至らない

強いて拈り出すとすれば
丈の寸詰まった
スーツ着込んだフレッシュマンが
フリーズドライされた
ブラックミルク※を流し込むときの
臓の疼き

※（苛々と神経質な、薔薇の蕾が　健やかに育てと　願いを搾りだすように
皺寄せ戦慄き　明日にも枯渇する　黒い乳房から　滴る　
苦い母乳

そんな　最期の一雫　を　

そんな　　純粋の業の深さを
其処に居ては決して聞こえることのない 　音の塊に

この野蛮な、　乾き。
　　　　　　　　　　　　萎縮のフリーズを、

無感覚の轟音　を、
舐め廻すように聴け無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を、無感覚の轟音を全身の毛穴総て開いて　






dormin profile｜今月の作者紹介｜TOP PAGE